40歳からの目指せネガティブスプリットsub325 from九州

中高大学と帰宅部のしがない40代が45歳までにゆるくのんびり最終的にsub3を目指すブログ

@25d 雨に想えば

 昨日は僕の地方では雨でランオフでした。(まあ、仕事でトラブルがあり緊急で色々対応する必要があって、どっちにしろクタクタでできませんでしたが)

 ほぼ毎日走る習慣がつくと、このように走れない日があると、元気な時は罪悪感、(精神的に)疲れているときは、Eペースランでの自分との対話ができないので、精神的な空腹感が満たされず精神的飢餓状態(っていうと大袈裟だな苦笑)に陥りそうです。

 てか、走ってるときって一人遊びや登山でのんびり単独行しているときにもやってる、以前の楽しかったこと辛かったこと、これからやりたいこと、今抱え込んでいることを解決したい糸口をつかもうとすること、などなど、普段忙しさで心の奥に閉じ込めているものが色々(汗と共に)出てきては、うまく昇華されていく感じがします。

 さらに良いのは、家のなかでじっと籠って考えるより体動かしながらだと、頭でっかちな考え方に陥らず、文字通り全身を使って考えているせいか、負担が頭・精神だけでなく全身に分散されるので負担が軽減されて無理のない考え方に行き着く感じです。

ラソンフォームにたとえると、家のなかで一人考えてるのが足先だけ負担のかかる走り方、体動かしながら考えるのが、実際そうやってますが、体全体で負担を分散させた考え方になる感じとでもいいましょうか。

 勿論、マラソンそのものの振り返り(フォームがどうとか、接地がどうとか、これからのトレーニング長期計画どうするとか、面白いブログ書いてる人(皆さんのことです笑)の話を思い出してほくそえんだり勇気付けられたり。)も行うんですが、すべてにおいて喜怒哀楽が生じるたびに、心拍やペースが変動するのも面白いです。

 僕の場合は、泣きそうになるくらい感動するシーンを思い浮かべると一気にHR下がるし、嫌なことを思い出すと一気にHRがあがりますが、どちらも共通するのはその瞬間ペースが上がる。しばらくすると、そのペースの上がりが心拍ドリフト(変動)となって結局比較的急上昇する。ドリフトが多いほど後半脚が疲れて持たなくなるという自分の特性があることが、最近なんとなくわかるようになりました。
 裏を返せば、身も蓋もないんですが、感動も怒りも短期的にはブースト効果があるけどとても42.195km持つほど長続きしない(少なくとも僕の場合は)、ということです。

 だから、という訳じゃないんですが、いわゆる「ゾーンに入って」自分に集中して忘我状態で無になっている時は、びっくりするくらいHRもペースも一定になり、こういう時は長距離走ってもほとんど負担になりません。

 Eペースは肉体的には毛細血管の拡張や地脚作りなどいわれてますけど、自分としては、精神も穏やかにして少々の事では心拍ドリフトという名の精神の波風をなるべく立たせにくくして、早めにゾーンに入らせる精神面の強化・良い効果もあると思ってます。そして、これは基本根性なしで、身の程知らずで高負荷かけすぎて故障ばっかしてきた僕には、かなり大事な事なんじゃないかと思ってます。

 また、ゾーンに入る前は前で、色々日常でおきたあれこれを精神的に消化できるのも効能の一つでしょう。

 てことで、今日もゆっくりEペースで走るぞ。これが結果的にMペースまで底上げできれば言うことなし。
 仕事が忙しくありませんように。

@30-28d 掴みかけて掴み損ねる+寝不足で体調不良一歩手前

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昨日までの距離

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 ご無沙汰しておりました。

 宿直明けのダメージが強く、疲れが中々とれず吐き気やめまいが強かったので中々家族サービスが思うようにできないまま、夜中心にEはなんとかこなしました。

 嬉しかったのはこの3日間で悪いながらも@29dにVO2maxが54→55に上がった事。

 

 これだけ書くと、何の変哲もない、しかも平凡というか低すぎるくらいの上昇なんですが、その上がり方がすごく良い!

 

 全くT,I,RやWSすらしない、全くスピード練習を入れてない、ただのEのエコノミー走りだけでVO2MAXが上昇したんです!

 

 画像が証拠!

 

 多分11分くらいの脈拍130弱でペースが5分20秒きったところ。ランニングパワーが400Wこえてます。(ランニングパワーがVO2maxと相関するのは周知の通り)

 大きく変わったのは上下動比で、スピード出してないEのゆっくり走りなのに上下動比6.1%まで下がってます。確かにこの時、前回の記事に書いた、エコノミー走法を再びつかみかけた時で、勝手に足の戻りが速くなって、自然とspmが速くなっている印象でした。spmも実際速くなってます。けど、また、その感覚つかみ損ねて、その後続いてませんが。

 

 GarminのVO2maxは定義上からしても、基本、ゼイハアした時の瞬間的にあがるランニングパワーで上昇と認識するので、スピード練習すればするほどVO2maxが上がりやすくなるのは周知の通りですが、マラソンに使えるVO2maxの上がり方は、中負荷まででも脈が上がりにくい事によるエコノミー省エネ化による上昇(すなわち、ダニエルズ理論そのものと思うんですが、一瞬の輝きのゼイハアでの最大瞬間風速・瞬間最高視聴率的な上昇でなく、エコノミー上昇等による底上げ平均視聴率上昇的な形でのVO2max上昇。以前も要約して書きましたが、「ゼイハアしながらいつもより速く走れた、というより、同じペースできつさを感じなくなった、という方が百倍嬉しいし正しいトレーニング」としている理論そのもの)というのが、マラソンに一番リンクしたVO2maxの上昇だと思うのですが、それでもあがるんかいな、と思ってましたが、これもエコノミー上昇すれば省エネでパワー上がるわけなんで理論上上がるんじゃ、と思ってましたが、あがりました!!!(まあ、あまりにも短時間なんでノイズかもしれませんが、ノイズであがったことは一度もなかったし、掴みかけた感覚は確かにあったので本当にあがったものとしました)

 

 とはいえ、やっぱりゼイハアしてないのに原理的にVO2max上昇するというのは、そもそも定義からしてありえない感じもするんですが、この現象をどう説明するか。

 

 今、まだ体調不良で頭痛がするから説明できないのですが、ダニエルズのVO2maxのグラフで言うと、負荷かけてギザギザするあのグラフがあるけどあのグラフが負荷かけなくても底の部分が底上げされて、低負荷でVO2maxに至りやすい状況になったとでもいうのでしょうか?あのギザギザのグラフ全てがy軸に正に平行移動したとか?

(って、わかりにくくてすいません。雨も降ってて片頭痛ひどくて、いつもの半分も考えれてません泣)

 

 翌日は、吐き気する中でQ練習して、必然的に無理しない走りでMペースのP4練習のつもりが、ほぼただのP2的なL練習になったので、すぐ55→54に下がったのですが、高負荷かけなくてもVO2max上がるという事実を知った以上、低~中負荷でもVO2maxがあがる伸びしろがある限りは、このだらだらゆるゆる距離を稼ぐというマラソンレーニング戦略は継続してゆこうと思ってます。

 

 まあ、一番故障しやすいI,Rを入れるのは、キロ4'40"-4'50"すなわち3時間20分±5分くらいを2-3回くらい安定して切れるようになってからくらいかな。次大きな故障したら、たぶん引退だろうから。

 

 あとは、距離も無駄に稼ぎたいけど、仕事と家庭を見ながらだと平日は1時間トレーニングまでが現時点では限界。となると、距離を踏みたいけど、距離を設定するんじゃなくEペースで1時間できる距離とすれば、速くなると必然的に距離も稼げる→距離を稼ぐためにEペースが速くなりたい、という思考法でトレーニングに励んでいこうと思います。やっぱ、人よりスピード練習が圧倒的に少ない分、月間300km3年でsub3といわれているなら、月間400km3年か月間300km4年とか人より距離と時間はかかるだろうから。

 でも後者だと老化も激しいだろうから、やっぱ徐々にではあるけど、いつかは400km/月が安定して走れるくらいにならないと、僕の負荷低めのトレーニング内容だと速くはなりにくいだろう。まあ、何事も負荷を上げるときは10%ずつくらいからといわれるので、当座の目標は330km/月が無理なくできるようになってからでしょうか。

 

 今週末、また日直あるし、寒くなってきて忙しくなってきました。今週のQ練習2回目をどこで仕事に影響がない程度にいれるか・・・。

@31d 良くない練習ながらも何かを掴みかける

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 また平均bpm135オーバーで、自分の現在の能力以上の走りをしててよくない。
 けど最初の3km目くらいで、ついにEなのに上下動比6%台の走りの感覚を掴みそうになる。
 なんか両足をゴムで結んで自然とストライドが伸びた分だけ元に戻る(足の踏みこみに戻るスピードが速くなる)のが速くなる感覚。しかもリズミカルでリズムは一定。
 掴み損ねたが一回感覚つかんだので、そのうち掴めるだろう。
 エコノミー走りに磨きがかかったかもで嬉しい😃⤴️17時半から22時までの中休みに走った御褒美を、マラソンの女神はお与えになられた。
 さあ仮眠して19時間労働がんばるぞ。

@33d,32d ちょい入れ込みすぎか

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 画像が長いですが昨日と本日のrun記録。
 まず、圧倒的に勘違いしている方が多いのですが、ダニエルズは目標ではなく、既に達成した記録をVDOTとして例の5ペースを設定し、4-6週それをやりつづけてきつくなくなった時、負荷をあげるとしてます。
 たとえばフル3時間はVDOT54.2でフル3時間30分の45.6、3時間45分は42.2ですが、現在PB3時間30分の僕は目標が3時間だからといって54.2の練習は絶対しちゃいけないということです。今のPBは3時間30分なので45.6のペース練習を6週程度続けて、キツくなくなったら、+1くらいVDOTを上げるということをしてます。
 この練習法は目から鱗というか、メルボルンで結果が出るまでは半分疑心暗鬼でした。
 だって、この練習だと本番までPB出せるようなMペースや高負荷練習ができない可能性だってあるわけですから。
 でも、とりあえず信じて肉離れ全治2ヶ月が治った5月くらいから故障で下がったVDOTから、(P3のQ練習以外は)極めて低負荷で無駄に距離を稼いだ
 (ように感じました。だって、5ー6年前はゼーハーすることが絶対正義でしたから。10kmいくかいかないかくらいで、すぐ撃沈したり、あとにひきずる故障してましたが)
 だけでPB大幅更新したので、ダニエルズ先生についていこうと決めたわけです。

 要は、練習の圧倒的時間は、日本式トレーニングに慣れきっている方にとっては、はっきりいってぬるいんですが、やっぱ、そのゆっくりペースをきちんと守ることで、

1 ペースを乱しそうな他人、自分のよからぬ子供じみた考えに打ち克ち、自分のペースを保てるようになる
2 キツくなっても遅くならない(意外とキツくなってもspmさえ保てば、脚は重いと感じてもペースは保てていることを体感体得する)走り方というかむしろキツいのを受け容れてそれに応じた走り方をすると、意外とペースは保てること
3 きづいてないことが多いが、力むと呼吸をとめてたり呼吸が浅くなるので、それであっという間に心拍数があがり脚が終了すること、すなわち意外と心臓と脚が終わるのは密接に関連していること
4 上下動比や接地時間を減らし左右バランスを保つエコノミーの良いフォームを身に付けること

 といったマラソンの土台となるフォームなり走法なりを体得するマラソン脳が鍛えられていく感じがします。というより正直退屈なんですが、やはり名指導者の良書なので、何か意味があるはずだと、このゆっくりペースを遵守しながら自分と先生の理論を付き合わせ自己内対話することでマラソン脳をつくりあげてゆくとでもいいましょうか?
 
 その成果もあり、最近はEでも接地時間が270msを切るようになりました(今見返すと6年前なんかペース同じでも接地時間は290-300msという体たらくでした。そりゃあ、その走りじゃ故障するわ。)し、今日は田澤選手のようなというとおこがましいのですが、クロスバイクくらいにのってる時くらいの前傾固定を意識してなかったので傾いてますが、左右差が少なくなってきてますし、何より上下動比が下がってきてます。
 ゆっくり走りでも効率をよくすること等を考えれば十分速くなる練習になりえる印象があります。
 こんな軽い練習主体でsub3いけるんかいな、と、疑り深い私はまだ思ってますが、オリンピアンを相手に指導されていたダニエルズらしく、ランニングフォーミュラみるとsub3は初級~中級くらいの低いランクに位置付けされてるので、時間はかかるが、達成できるであろうと信じて、浮気せずこのトレーニングをひたすら続けてます。

 と、ここまで書きましたがこの3日間は僕/ダニエルズ理論としてはちょっとよくない練習です。理由はE練習では平均脈拍135bpm以下にするように自分でルールを決めてたのですが、昨日は139bpmもあります(筋電拾いなし)
 僕は脚だけでなく心臓にも爆弾があるのでレース本番でも平均脈拍150bpm以下の低負荷で走らざるを得ず、自ずとEペースの平均脈拍も低く設定せざるを得ないのです。

 横道に逸れましたが、加えて、Eペース5'26''-46''より速くなってるのも良くない。Mに達してないしMはEと同じ価値しかないらしいので、そうなると無駄に心拍あげているだけです。ペースあて(走ってて、「これキロ5'20''だな」と予想して1キロタイムがその通りになる)はだいぶできるようになりましたが、気持ちキツいし脚も違和感が少しでる時もあるし、Garmin recovery timeもちょっと長くなっているので、ちょっと自分の現在のVDOT以上の練習をしているのでいけないですね。これで故障とかしたら元も子もないです。

 と、ここまで書きましたが。今日も同負荷でしたが平均脈拍が一気に139→137と2も下がったのは好材料。私はセカンドウィンドで脈拍が3-5さがるタイプなので、平均脈拍が2も下がるってのはだいぶ体はきつく感じなくなってるってことです。
 となると、どうしようか、「このままペース上げ=負荷上昇を行うか」とも思いますが、基本根性無しなので、やっぱりだらだらゆるゆる上昇がよいし、明日再び夜勤からの18時間労働が待ってるので、明日こそゆるゆる走りをしようと思った1日でした。

@34d その名は田澤廉

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 昨日、伊勢路を駆け巡る全日本駅伝ありましたが、5強と呼ばれるハイレベルな争いのせいか、最後の最後まで見せ場があって見てて興奮しました‼️
 そんな中でも素人の私でも、

「なんだこの美しいフォームは‼️‼️‼️」

と、鳥肌が立つほど美しい走りのランナーがいました。
 その名は田澤廉。なんとまだ大学1年生なのに、エースの7区を走ってました。
 
 何が美しいか。
 
 上半身がびっくりするほどピタッと固定していて全くブレてない。小さい走りならいざしらずあの一見緩やかに見えるダイナミックな走りであの上半身の上下動の少なさは芸術的です‼
 加えて前傾‼️横からみると丁度良さそうな前傾でピタッと体が固定。これも素晴らしい‼️
 
 区間賞とってましたが、あの美しい無駄のない走りだと取って当然という印象を受けました。このまま故障されずに世界と闘えるマラソンランナーになっていただきたいものです。

 そういう興奮と、来月の青島太平洋の案内状と、地元の小さな大会で知人・友人の方々がぞくぞくPB更新の為、思わず発奮してスピードがでちゃいましたが、ちょっと入れ込みすぎで良くない。
 なんせ、こう言うときに実際ある程度走れるものだからセカンドウィンドで入れ込みすぎで走る時のようにやり過ぎて故障するのが今までだったし、なんせ今年度は初の年間4回フル出場予定なので、明日からは再び平均HR135bpm以下になるようなペースでの低負荷1hr走Eを、せめて今年度くらいは愚鈍に続けようと思います。そんな来年再来年死ぬ訳じゃないし、世界が滅亡するわけでもないんだから、上達も含めて自分のペースを保って、慌てない慌てない焦らずに焦らずに…。
 今年度は無駄に距離を稼いで脚作り来年度スピード練習で再来年度sub3という三層構造ピラミッドでやる長期目標をきちんと完遂させよう✨

In-outハーフ記録の設立を。スプリットに見る次回トレーニングに向けた戦術。

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 eA式またその源流であるリディアード式は2日連続高負荷練習系のトレーニングですが、高負荷とまでは言わなくてもダニエルズも、

「高負荷練習(レース含む)の翌日こそ練習するのは良いことだ」

 と一見すると、かなりオラオラとも思える発言をしてます。
 が、ダニエルズはレースは練習のトレース(だってMペースって正直、あまりきつい走り方はしないでしょ)っていう考え方だし何よりダニエルズ曰く「そんな低負荷で走る場合に限りだけど、筋肉痛がひどくなるのはむしろ48hr以降だから翌日はあんまり筋肉痛ないはずだよ。んじゃ走ろっか?」くらいの軽いノリです。
 先生、僕はまだ脚がひ弱でそれはできません…、と思っていたのですが、せっかくの三連休なので、脚をかばって痛みの部位をローテーションさせるローテーション走り(要は負荷がかかる部位を少しずつ変えて長距離持たせようとする自己流の走法)でも痛みが続くならば終わりとして、今週のQ2であるL2hrを行うことに。

 意外と2hrなら完遂できましたが、ラスト1kmは左アーチくらいの足底が爆発しそうだったので20kmでやめました。

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 ゆっくり走りだと色々つらつら考えながら走るのですが、今日ひらめいたのはネガティブスプリットの次なるレース戦術・ペース設定。
 もちろんネガティブな走りがきつくないけど、あまりにネガティブ過ぎるとそれはちょっと勿体ない走りで、もう少し負荷かけて前半と後半の差が少なかったら、もう少し記録のびてたかもしれない、という考えもなきにしもあらず…。

 ただ。

 じゃあ、どのペースまでが、ポジティブになってしまう無理なスピードで、どのペースまでがネガティブを出せるきつくないペースなのか、というところまではランニングフォーミュラでは突っ込んで書かれてはいない。

 そこで、自分なりに今後のレース展開で活かせるような再現性のあるスプリットを模索しようと考える。
 まずはin-outハーフ導入。
 要は前回のマラソンでの前半のハーフタイムと後半のハーフタイムの差(ただし、前半と後半の起伏・難易度が同じであれば、という条件つきではあるけど)を見てあまりに前半後半が離れすぎると、入れ込みすぎや余裕持たせ過ぎということになる。
じゃあ丁度良い走りはどれくらいとするかというと、結局10kmずつくらいでキロ5秒くらい早くなればいいんで
最初の10kmがaというタイムなら
20kmまでがa-50秒
30kmまでがa-100秒
40kmまでがa-150秒
くらいになればよいということになる。
 つまり完全ネガティブでいけたとすると
In(前半)ハーフに比べout(後半)が200秒くらいはやければ完全ネガティブペースが可能ということになる。
 残りの2.2kmを加味して10秒たすと210秒=3分30秒となる。
 ポジティブもその裏返しでいいんでは、という鏡面性があればの話だけど、まあ大体inハーフ(前半)とoutハーフ(後半)の差が±3分30秒以内ならば、ほぼイーブンペースで走れたに等しいとしてよいのではないかと。
 そうなると僕の場合後半が-2分43秒なので、このペースで良かったと思うんだけど、+3分30秒まで負荷かけてよいとするなら6分13秒あと余裕があるので
 433秒÷42.2km=10.26秒/kmすなわちあとキロ10秒はもう少しはやくいけたかもしれない→次レースは
 今か今以上の状態が維持していたらキロ10秒くらいまでは突っ込めるかもしれない。
 
 という仮説にたどりつきました。

 次のマラソンではネガティブ狙いではあるけど、設定を思っているより5秒くらい早めることでちょいポジまでは許して記録を狙いにいくか、まだ+3分30秒まで足りないから、そうなるまで序盤はゆっくりはいっていくべきか、日々の練習で次回の戦術を決定したいと思ってます。

 あとは、個人的に一番故障しやすく心負荷が強いのはIn(前半)での入れ込みすぎと思いますが、データ的にoutを称賛する指標が少ない印象があります。
 よって我田引水的に、僕はoutハーフの記録も記録証に印刷したり、後半賞なるものを設けると前半入れ込み過ぎの、あの苦行のような走りが減るしレース中の怪我・病気も若干減る効果があるんじゃないかと思うんですがいかが思われますか?

 まあ、マイペースはいつものことなので、自分としてはレースの度にin-outハーフのタイムも記載して自分のネガティブ道を極めようと思います。
 まあ一番必要十分に、自分の力を発揮できたっていうのは完全イーブンペースなのでしょうが、それはまだまだ僕には神の領域です。

@36d P理論とシーズントレーニング理論

ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版

ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版

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昨日は宿直明けで再び体調悪くなりそうだったのでオフ。風邪もようやく治って鼻水も出なくなったので、本当は明日からなのですが1日早めてQ練習を(ダニエルズはポイント練習をクオリティの高い練習ということからQ練習と表現します)
 ダニエルズはシーズントレーニング理論、すなわち長期計画理論も優れており、今、手元にないので嘘書きそうで割愛しますが、マラソン大会までPhaseを4つに分け、それに応じた毎週のメニューをどうするか、というところまで具体例を示してあり、マラソン・トレーニング理論素人の僕には大変為になります。
 故障大王で根性なしの僕は、とにかくゆっくり故障なく上達したいと思ったんで、迷うことなく4週間プログラムを選択。何が良いかというと1週は必ずEのみ週という低負荷の週があるので、T,I,Rを取り込んだ一番きついP3(Phase3)のQ練習で「うへー」となっても、ここを乗り越えたらEのみ週もあるから、と思えるので、何とか乗り切れるし、何より社会人でどうしてもQ練習が当該週にできない時Eのみ週でQ練習するといった、基本余裕ありまくりなスケジュールなので、僕のような性格・適性には丁度良いプログラムになってます。
 そして、名言はしてませんが週間走行距離別に毎週プログラム内容がかかれてるんですが、おそらくオリンピック選手用のプログラムのせいか6段階くらい層別されてますけど、一番少ない週間走行距離64kmまですら、これでもきちんと継続すれば&才能次第ですけど3時間15分くらいはいけそうという印象があります(それから週間走行が一段階あがるごとに10ー15分くらいあがる。つまりsub3はダニエルズ的には下から2番目くらい(まあ最高レベルは月間走行距離850kmくらいですから汗)で、最高レベルの練習は2時間10-15分くらいじゃなかろうか、という印象。やっぱサブテンって凄いんですね)。
 で、4週プログラムだとEのみ週以外は週2回Q練習があるんですが、大会前のMペースのP4タイプやら距離を稼ぐL走などが多いP2タイプのQ練習ならいいんですけど、TIR中心のP3タイプのQ練習は、いかなダラダラ走りたい僕好みの、優しく導くタイプのダニエルズ先生でもキツい練習が入ってます。まあVO2maxはsub3までならそこまで要らないと思うけど、ちゃんとした走動作の獲得(R)と乳酸閾値耐性(T)は必要だなあ、と個人的に思ってたらこの4週プログラムは見事にそれが体現されてます。

 なんとI練習がない‼️
 これは僕にとっては嬉しい‼️

 なぜならば、いつも故障はIペースくらいの速さである程度の距離走らなければいけないとき発症してたから。
 とはいえ、かわりにH(ファルトレクでもいいし、ペースもまかせるから、とりあえず何分か「キツい(Heavy)」と感じるメニュー)が時折入るのですが、IがないのでHがこの4週間プログラム初心者メニューで一番キツい練習なんす。
 僕からすると心臓がやられるか肉離れか疲労骨折でもおこすんじゃないかと思うくらいの高負荷Q練習(1000バル×5とか。H3分だとせいぜい700mくらいだし、×3-4くらいしかやんないす。)をしている日本人ブログランナーからすると、「おお、なんと情けない」と言われそうですが、まあ記録今のところ順調に伸びてるし、何より楽チンでないと長続きしない、長続きして日常化しないと燃え尽きやすいの私としては、この初心者P3くらいのQ練習じゃないとついていけないっす。
 南国なんでまだまだ日中は29度まで気温があがってキツさに拍車がかりましたが、こんな3連休に部活の自主練習で2ー3人くらい10代の子が飄々・颯爽とキロ4弱くらいですいすい練習してたので、その背中を見ながらTHRができたので、なんとか完遂できました。

 THR練習は1ヶ月に1-2回くらいがいいなあ。って実際そうなってるのもダニエルズの凄いところ。
 Garminのワークアウトでメニューも設定できるので、ウォッチが教えてくれるから練習管理もカンタンです。
 今週(というか本当は来週)のもう1つのQはLだから気分的に楽です。
 だらだら長距離○ですが、スピード×&ケガしやすい&根性×の特殊能力を持っている僕は、時おりP3も混ぜはしますが、基本はダラダラ走りなのでこれからの上達スピードは遅くなるでしょう。
 
 まあ、それでもいいじゃん、達成できるんなら。45歳まであと3年ちょっとあるさ。

 普通の人が月間200-300km3年間くらいで達成するsub3を、僕は月間400-450kmくらいまで脚が持つようになって3年ちょっとかけて達成できれば、というプランで、またしばらくダラダラ走りへ。